"twinovels" di senzaluna

自分が書いたtwnovelなどのまとめ

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

20110419

口止め料頂戴♪ RT @an2a_09: 口移しで口封じ #twnovel7 RT @xsheeenax:@an2a_09 口封じされたwposted at 21:19:52 帰る家がある。 #twnovel7posted at 15:05:38

20110418 --351

深夜の座敷牢、聞こえるは風の音ばかり。格子のはまった窓の向こうには靡く風に花びらを手放す桜。窓も扉も固く閉ざされていて花びらに手を伸べることもかなわない。駆け落ち先から連れ戻され、ここに閉じ込められて数ヶ月。引き離された彼の人を思い、今夜…

20110414

秘するは、恋。 #twnvday #twnovel7posted at 09:25:17

20110414 --348〜350

(両思い乙)ベンチに座ってうつむく無言の少年少女を見た、着ぐるみの中のおっちゃんだけが知る秘密の未来。 #twnvday #twnovelposted at 09:16:42 君が好き。それは俺だけの秘密。 #twnvday #twnovelposted at 09:14:02 あなたが好き。それはわたしだけの…

20110413

実りてこそ、命 #twnovel7posted at 11:01:40 散らばこそ、華 #twnovel7posted at 11:01:19

20110413 --347

世界の果て、断崖の桜から音もなく花びらが散る。「次は実が落ちる頃に来るか」老いた男は花びらを一枚手のひらに受け、大事そうに懐にしまった。『場』の痕跡さえあれば、あの男女がくれた世界を渡る力で、いつでもここに来ることができる。「奇跡の桜の子…

20110412 --346

世界の果て、断崖の桜の前に老いた男が佇む。そこへ世界を渡る男がやってきた。「見事なもんだ」桜から視線を外し、老人は男に向き直って言った。「さて、別の世界のおまえさんたちから頼まれていることがある。教えた桜に満足できたら、おまえさんの助けに…

20110405 --345

世界の果て、断崖の桜の前に老いた男がやってきた。「これか」愛おしむように目を細める。都で桜を作り続けてきた男のもとに訪れた旅の男女が、一夜の宿の礼にと話してくれた。聞いたらいても立ってもいられず、家を後継者に託して放浪十年。──遂に辿り着い…

20110405 --344

世界の果て、断崖の桜の前に、剣を持った魔道師がいた。すらりと鞘から抜き、掲げ持つ。「今一人の勇者が旅立とうとしている。その行く先には数多くの困難が待ち受けているだろう。汝が加護を賜りたい」桜の奇跡を宿したその剣が、やがて蒼穹の聖剣として伝…

20110405

花筏に身を委ね #twnovel7posted at 12:21:34

20110403 --343

「そしてルドルフ、あんたがスカウトしてきた坊やだけど。覚えておいでかい? 図書館の非公開分館、最下層に保管されていた肖像画。坊やそっくりというより本人としか表現しようのないあれさ。うちの弟子がこないだやっと描かれた時代の判定を終えた。……約一…

20110402

躊躇なき指で。 #twnovelposted at 19:21:26 思い、躊躇う。 #twnovel7posted at 19:17:12 切ない背中。 #twnovel7posted at 19:16:11 21分の、うっかり7付け忘れたん。

20110402 --342

「あの娘はイネビリアじゃないよ」いつかの老婆が、総帥執務室に入るなり告げた。『偉大なる魔女』守護者No.2カロリーナ・アンブラはルドルフが勧めるよりも先にそばにある古びたソファに座った。「もっと……厄介なもんさ」三百歳を超えると噂される魔女が大…

20110402 --341

#twnovel 「今日は4月1日、嘘をついてもいい日じゃよ」「おじいちゃん、それは昨日ですよ!」posted at 00:01:26 いつもの家族。

20110401 --340

#twnovel たったひとつの、見栄──プライドというにはかなり語弊がある残念な矜持が吐かせた嘘は、未曾有の大混乱を齎した。『こんなことになるとは思わなかった。もっと早く事態は沈静化すると思っていた。私だけが悪いわけではない』のちの史書には、当事者…

20110401 --339

#twnovel 嘘の可視化に成功しました。posted at 11:18:04

20110401 --338

#twnovel ん? 今が何月何日の何時かだと? おいおい、どうした。3月11日、午後3時だよ。雪も降ってなくていい天気じゃねえか。ん、地震? 何のことだ? いや数日前にあったが、あれっきりだ。今日は何にもねえよ。……だから、ゆっくりお休み。怖いことは、何…

20110331

恋をうつされる RT @xsheeenax: 恋をこじらせる RT @an2a_09: 恋を患っている #twnovel7posted at 14:20:28

20110329

俺は節電マン! #twnovel7posted at 23:00:50

20110328

それでも僕は。 #twnovel7posted at 22:24:27 今更だけど抱擁 #twnovel7posted at 01:16:54

20110327

体のあちこちに #twnovel7posted at 23:38:25 絶対に返り咲く #twnovel7posted at 21:26:30 この歌、届け! #twnovel7posted at 18:25:58 月の下、君一人 #twnovel7posted at 01:26:47 空の下、二人。 #twnovel7posted at 01:17:40 風吹く丘君の夢 #twnovel7…

20110326

あ、傘か赤坂。 #twnovel7posted at 01:26:37 さがしいか佐賀 #twnovel7posted at 00:21:08 求・明るい未来 #twnovel7posted at 00:20:25 霧晴れて君笑顔 #twnovel7posted at 00:11:41

20110325

風強し唯空の下 #twnovel7posted at 22:45:50 寒空の下猫丸く #twnovel7posted at 22:25:29 貴女を見つけた #twnovel7posted at 22:20:47 うん、また…ね #twnovel7posted at 20:22:38 のばした指先 #twnovel7posted at 19:57:43 雨、振り返る。 #twnovel7pos…

20110320 --337

#twnovel 『震災から三年、正直何度も心が折れかけたが、その度に歯ぁ食いしばって立ち上がってきた。今日、やっと自分の町に帰ってきた。自分の家に戻ってこれたんだ。』そう書き込んで、俺はノートを閉じた。これは三年後に開く日記だ。見てろよ震災の馬鹿…

20110311 --336

ある仮説から導き出された一行の数式に世界が驚愕した。誰も思いもしなかった。まさか世の全てを説明できる数式がこんなあっけないものだとは。裏づけ証明の必要はなかった。それを発表するはずの人も、場である地球も、数式公開の一時間後には綺麗さっぱり…

20110226 --335

いざや歌え、始原と終焉の言祝ぎ 笛を吹き、琴を掻き鳴らし、鈴を振りて供奉とせよ 遍く世の端の端 生きとし生ける全てのものの心の奥の奥 強く、されど優しき慈悲の音で満たさん 其は世界を創り給いし奏神が本願なりせば (奏国史楽 序曲『奏神讃歌』より一…

20110203 --334

振り向くこともいつしか忘れ、前だけを見るようになり、傷つき、傷つけることにも鈍感になって。誰かの心に触れそうになると笑ってかわす。逃避も前進と詭弁もいいところなのにそれに縋って。自分から手をのばそうとしないで相手を待ち続けて。気がついた時…

20110126 --333

仕事前にカフェで一服しながら新聞読むのが俺の日課。今日は三行広告の1つが異彩を放っていた。『求・告白用の台詞』広告で募集するモンかと思いつつ。「シンプルに、付き合ってください、とか」「じゃあそれで」「え!?」声をかけてきた店員の女の子の顔が…

20110101 --332

「歴史があるというのは、即ち価値があるってことだ。そこに在り続けることで積もり積もった『時』は何物にも代え難い」「ロジェ様、そう言って執務室の掃除をサボらないでください」「はい、スミマセン」「ほらそこ! 時ではなく埃が積もり積もってますよ!…

20101226 --331

同じ頃、ツリーの下に子供達が数人集まって、今年は誰のところにお星様が落ちてくるかの予想を興奮気味に語り合っています。今年も何人かの候補がいます。話し合ってる子供達は、どうやら自分が拾えるかよりも立てた予想が当たっているかどうかのほうが気に…