"twinovels" di senzaluna

自分が書いたtwnovelなどのまとめ

20141210 --782

その声は男であり女であり、老いた者を思わせながら幼くもあった。いくつかの問答をこなすと、声は次が最後の質問だと言った。「本当は何が欲しかったのだ」しばらく考え込んでから少女は答えた。「場所が欲しかった。生きる為の時間はあったから。ただわたしには、場所がなかった」 #twnovel

posted at 18:25:03