"twinovels" di senzaluna

自分が書いたtwnovelなどのまとめ

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

20100728 --276

朝、右手が動かなくなった。昼、左足が動かなくなった。夜、視界が白くなっていった。もうすぐなのに。 #twnovelposted at 02:44:17

20100728 --275

試した。確認しなければという強迫観念のせいで。何故ならそうしなければ近づけないから。何度も何度も試す。数回試せば大抵愛想尽かして背を向けた。悲しくは、ない。諦めればいいだけだから。否定され裏切られ続けたから、いつの間にかそんな自己防衛を行…

20100728 --274

優しくされた。怖くなって逃げ出した。寂しい。けれど誰かに近づけば自分のせいで傷つけてしまう気がして背を向けた。寂しい。手を伸ばしてみたけれど誰にも届かない。苦しい。胸のあたり。苦しい。声をあげて泣いた。暖かい。腕を引っ張られて引きずり出さ…

20100728 --273

人を理解しようとしないのに自分のことは理解しろとか都合良過ぎなんだよ。エスパーじゃねーんだからお前の考えてることなんてわかんねーっつーの。あーもー泣くなよ。わかんねーからここにいんだろ。隣にいんだろ。だから話せよ。何でもいいから。考えてる…

20100727 --272

朝、男は道を這うように進む。昼、男は道を這うように進む。夜、男は道の端にうずくまって朝を待った。もう休みなく進む力は残っていない。 #twnovelposted at 17:47:02

20100723 --271

朝、男が歩く。昼、男が倒れた。夜、男は満足に動かぬ体で這うように進んだ。あと少し。あと少し。あと少し。あと少し。 #twnovelposted at 15:43:04

20100721 --270

夜の底。或いは無音の孤独。押し潰されそうな僕の心と、届かない歌をそれでも歌い続ける君。思いを口にするのは、心からその思いを剥ぐように感じられて痛い。本当の思いを誰かに伝えるのは、心を切り分けるようで痛くて涙が止まらない。どうして君は歌える…

20100715 --269

「俺すごいこと思いついた」「なんだよいきなり」「RTされそうにないRT拡散呟き!」「どんな意味あんだよそれ」「意味なんかねえよ! とりあえず、『RTされた数だけちんこって呟きます』。どうよこれ」「どうもこうもやってみろよ」5分後。「RT数、108万……だ…

20100715 --268

食ろうてやろうぞ食ろうてやろうぞ。お前を頭から、ぼりぼりと食ろうてやろうぞ。どす黒い欲にまみれた脳はさぞかし美味かろうのう。さあ差し出せ差し出せ。お前は知っているから逃れられぬ。食われる快感は犯す以上の快楽と知っているから逃れられぬ。さあ…

20100626 --267

君がいなくなって1年が経った。あれから世界はだいぶ変わってしまったけど、写真の中で笑う君はいつまでも変わらない。そちらはどう? ひとりで寂しくないか? この1年、知らせたいことや話したいことがたくさんできたよ。いつかまた会えたら、酒でも飲みな…

20100619 --266

#twnoveloff が今日あるらしい。きっとあれだ。その場でお題が出て即座にtwnovelを #twnovel に投稿する、句会みたいなもんなんだ。きっと歴戦のついのべらーが参戦していて、怒涛の投稿を繰り返すんだ。無理無理無理。遅筆のわたしにはそんな世界無理無理無…

20100613 --265

宇宙を翔けた少年は、砂漠を翔ける風になります。海を渡る風になります。あなたのそばをすり抜ける風になります。夢と希望と人類の未来を、変わらず運び続けます。空と宇宙を繋げる風になって。 #twnovelposted at 22:33:50

20100528 --264

世界の果て、断崖の桜が今年も咲いた。季節もなさそうな場所なのに、それでも毎年時期が来れば美しいたくさんの花をつけるのだ。幹や枝、花びらを見ても平凡なものと変わらない。だがこの桜は特別だ。ここに種が辿り着き、育ち、咲く。それはまさに奇跡以外…

20100508 --263

終着点、すなわち運命の大樹の枝先。辿り着きたかったのはここではない。どこまで戻る? どの枝を進む? まったく同じ結末はない。気の遠くなるほど繰り返せば、望む結末に辿り着けると信じて、もう一回、もう一回。次に進む枝こそが正解でありますように。…

20100508 --262

指先から感じる、充足。欠けていた魂が徐々に補完されていくのがわかる。待て、待ってくれ。俺はずっと**を探していたが、ひとつに戻りたいからじゃない。やめてくれ。俺は**と共に在りたいだけなんだ。完全に融合してしまったら、今度こそ、俺は今度こそ独…

20100507 --261

朝、雨が降る。昼、雨が降る。夜、雨が降る。明日は晴れるといいな。 #twnovelposted at 07:51:04

20100504 --260

男は女にキスをした。一瞬触れたかどうかの。「行ってくる」ライフルを持ち、男は部屋を飛び出した。女は追いかけず、声も無くその場に泣き崩れた。遠くで複数の人間の怒号と争う音。魔物が村に入り込み、既に村人の半数が殺されていた。男は、愛する女を守…

20100504 --259

朝に思い、昼に望み、夜に焦がれる。あいつに続く道はどこだ。 #twnovelposted at 13:25:57 252256 の続きみたいな感じ。

20100504 --258

@bttftag いつしかこの投石機による渡河方法は話題になり、村は近隣では知らぬ者がいないほどの観光地になった。この渡河を見る為にわざわざ危険な雨季に訪れることを「雨季雨季ウォッチング」という。 #twnovelposted at 00:25:39 TAGさんの http://twitter…

20100429 --257

朝、探す。昼、探す。夜、泣きながら眠った。大事なものはどこですか。 #twnovelposted at 22:28:17

20100428 --256

朝に歩き、昼につまずき、夜にまた歩く。休めるか。あいつが待ってるんだ。 #twnovelposted at 11:12:50 251255と対。

20100428 --255

朝に待ち、昼に待ち、夜に待つ。貴方を待つ。 #twnovelposted at 11:11:51

20100426 --254

朝に笑い、昼に笑い、夜に笑う。福がやってきた。 #twnovelposted at 21:58:28 250本目にこれってある意味縁起がいいのだろうかw(20110723追記 と思ったらナンバリング間違いだったという)

20100424 --253

朝に泣き、昼に泣き、夜に泣く。いいんだよほっといてくれ。 #twnovelposted at 09:38:44

20100422 --252

夢で人の死を追体験する。車の運転中に気絶した母親を、必死に揺さぶる娘。コントロールを失い蛇行する車。ハンドルに突っ伏したまま動かない母親。反対車線に躍り出て、そして。絶叫。一瞬のブラックアウト。そこで目が覚めた。自室の天井が視界を満たす。…

20100422 --251

朝もやに紛れ、昼霞で惑い、夜霧が足止めする。貴方が見えない。 #twnovelposted at 12:55:17

20100422 --250

朝に昇り、昼に下がり、夜が明けるのを待つ。太陽である。 #twnovelposted at 08:57:07

20100420 --249

朝が過ぎ、昼を越し、そして夜は明けた。一日である。 #twnovelposted at 14:26:54