"twinovels" di senzaluna

自分が書いたtwnovelなどのまとめ

20141210 --781

その声は男であり女であり、老いた者を思わせながら幼くもあった。いくつかの問答をこなすと、声は次が最後の質問だと言った。「本当は何が欲しかったのだ」しばらく考え込んでから少年は答えた。「時間が欲しかった。生きる為の場所はあったから。ただ僕には、時間だけがなかった」 #twnovel
posted at 18:23:35