2013-06-25 20121014 --595 twnovel twnvday 守護者戦記 酒器一式を男の傍に置くと、待月堂の堂主は一礼してその場を辞した。いつもなら部屋の隅に控えて世話をするのだが、今宵の訪問者はひとりを望んだ。新月間近の夜、空には雲が広がり、所々で星が瞬くのが見えた。風は、遠くの薄を僅かに揺らした。 #twnovel #twnvday posted at 23:48:55 お題は「酒」(「水」)でした。