2009-11-24 20091118 --156 twnovel misc 物思う木は、先程まで己の下で本を読んでいた娘が、今はその本を胸に抱いて泣くのを見た。悲しそうな表情ではない。ならばあれは感動の涙だろうと思った。この、人がいるかどうかもわからぬ世界だが、何時かその感動を伝えられる誰かに会える日が来るといい。物思う木はそう願った。 #twnovel posted at 21:40:58 竹雀怪人さんの「少女と移動図書館」を読んでて、思わず書きたくなったもの。