20091029 --94
月を見ていた。耳にかかる熱い吐息も、普段なら嫌悪する太い指の感触も、どうでも良かった。見上げた窓に浮かぶ月の蒼さが気になって仕方がない。何一つ反応しない事に苛立つ男が余計激しくしてきても気にならない。興を殺がれた男がその場から立ち去っても、ひたすら月を見ていた。 #twnovel
posted at 12:31:35
月を見ていた。耳にかかる熱い吐息も、普段なら嫌悪する太い指の感触も、どうでも良かった。見上げた窓に浮かぶ月の蒼さが気になって仕方がない。何一つ反応しない事に苛立つ男が余計激しくしてきても気にならない。興を殺がれた男がその場から立ち去っても、ひたすら月を見ていた。 #twnovel
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