20140604 --767
注連縄の手前で術師は忌々しそうにそれを見上げた。『向こう側』では封印札を全身に貼られた者が、壁に四肢を打ちつけられている。「何か用かね」壁の者は自身の状況など全く気にしていないといった風情で、いっそ楽しげに訊いてきた。「適応者──生贄でも、見つけてきたのかね?」 #twnovel
posted at 03:24:23
注連縄の手前で術師は忌々しそうにそれを見上げた。『向こう側』では封印札を全身に貼られた者が、壁に四肢を打ちつけられている。「何か用かね」壁の者は自身の状況など全く気にしていないといった風情で、いっそ楽しげに訊いてきた。「適応者──生贄でも、見つけてきたのかね?」 #twnovel
posted at 03:24:23