2014-02-17 20131127 --743 twnovel misc ふと、キー打つ手をとめ、椅子から立ち上がった。静まりかえる夜の谷間、そっとベランダに出る。深呼吸をして肺の中の空気を入れ替えた。ひんやりとしたそれは体の隅々まで行き渡り、そしてこごった心すら濯ぐ。軽く伸びつつ空を見上げれば、火星を従えた月が木星を追いかけていた。 #twnovel posted at 02:20:38