2013-11-24 20131106 --738 twnovel 月変わり 金木犀を残して神無月が去る。その背中はどこか疲れていた。神様の引っ越しや災害で失われた命に対して必死に祈りを捧げたからだろう。残る霜月は鼻孔をくすぐる花の香りに安らぎを感じつつ、次に神無月と交代する時には晴れやかな顔でいてくれるといいと願わずにはいられなかった。 #twnovel posted at 04:55:15