2012-06-15 20120506 --543 twnovel 月 のしかかってきそうな大きな月が窓枠の向こうで幾万の星を従えて往く。手をのばせば掴み取れそうなそれは、しかし、結局は誰のものにもなりはしないのだ。ふと視線を転じて、この胸でうたた寝する君を見る。月光に淡く浮かび上がる白肌は、いっそ触れえざるもの、神聖にさえ思えた。 #twnovelposted at 12:17:16