20120309 --520
人形だった。背は私の半分といったところか。貴族然とした、しかし長年放置されていたような薄汚れた服を纏った、少し巻き毛の黒髪が目を引く少年。虚ろな青い瞳がわたしを見ていた。「僕達の仲間になってよ」口は動いていない。それは、どうやら心に直接語りかけているようだった。 #twnovel
posted at 02:26:03
人形だった。背は私の半分といったところか。貴族然とした、しかし長年放置されていたような薄汚れた服を纏った、少し巻き毛の黒髪が目を引く少年。虚ろな青い瞳がわたしを見ていた。「僕達の仲間になってよ」口は動いていない。それは、どうやら心に直接語りかけているようだった。 #twnovel
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